思春期の悩み

早期発見・早期治療で、
いつまでも笑顔を。

どんな病気も、とにかく早く見つけることが、悪化を防ぎ負担を軽減することに繋がります。女性ならではの病気を防ぐために、産婦人科検診を受けるようにしましょう。

子宮頸がん検査

子宮頸がん

子宮頸がんは、子宮の入口にできるがんで、その原因のほとんどはヒトパピローマウイルス(HPV)感染です。ただし、感染したとしても定期的に検診を受けておけば、がんが発生する前に予兆を見つけて早期に治療を開始することが可能です。近年は20代で子宮頸がんを発症する方が増えてきましたので、若い方も自分が当事者であることを認識して、検診を受けるようにしましょう。

子宮頚がんは子宮の入口にできる癌で、その原因のほとんどはヒトパピローマウィルス(HPV)の感染によるものです。子宮頚がん検診は子宮の入口から細胞を採る簡単な検査です。細胞検査で異常が見つかればコルポスコープによる精密検査が必要です。近年は20代の方にも頚がんは増えているので検診をうけるようにしましょう。

検査方法

子宮頸がんの検査では、子宮頸部から細胞を採取して、それを顕微鏡で観察します。なお、当クリニックには細胞検査技師と細胞診の専門医がいるため、院内で素早くかつ精度の高い診断が可能です。

子宮頸がんワクチン

子宮頸がんを予防するためには、ワクチン接種が有効です。当クリニックでも実施していますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。

子宮頸がんの多くはHPVウィルスの感染が原因です。海外では頸癌ワクチン接種が広く行われており、ワクチン接種によって非常に高い確率で頚癌を防げることが多くのデータから分かってきました。先進国では若い世代の頚癌が激減する中で日本だけが未だに若年の頚癌患者が増えているという悲しい状況です。

4価ワクチン(ガーダシル)
子宮頸癌関連ウィルスとして最も多い16型、18型と尖圭コンジローマの原因となる6型11型に対するワクチンです。小学6年生から高校1年までの方は公費(無料)で受けることができます。高校2年生~成人は自費になります。 半年をかけて3回の投与が必要です。
費用は自費の場合 1回につき消費税込みで17600円
希望される方はまず881-8208までお電話下さい

9価ワクチン(シルガード)
6,11,16,18,31,33,45,52,58の9種のHPVウィルスに対するワクチンで、勿論こちらの方が頸癌を防ぐ力は強いです。残念ながらまだ公費は認められていないので自費になります。 半年をかけて3回の投与が必要です。 費用は1回につき消費税込みで29000円 希望される方はまず御来院頂き御予約をお取りいたします。

子宮体がん検査

子宮体癌

子宮体がん検査

子宮頸がんは子宮の入口にできるがんでしたが、子宮体がんは子宮の中にできるがんです。特に中高年者の発症率が高く、患者数も増加傾向にあります。他の多くのがんと同様に、初期のものほど治りやすいため、定期的に検査を受けておくことが重要です。特に不正出血が見られる方は、早めに検査を受けてください。

子宮体がん検査

子宮体癌は子宮の奥、赤ちゃんが宿るスペースにできる癌です。中高年の方に多く、近年増加傾向にあります。不正出血のある方は体癌の検査を受けましょう。
子宮頸癌、体癌の検査は子宮からの細胞を採取して顕微鏡で観察することから始まります。当院は細胞診専門医と細胞診検査技師を有する日本臨床細胞診学会から認定を受けた細胞診実施施設です。

検査方法

子宮内膜の細胞を採取し、顕微鏡で診断します。

超音波検査

超音波検査では、子宮内膜の厚さを調べ、子宮の状態を把握することができます。子宮筋腫、子宮嚢腫、子宮体がんなどの早期発見に有効ですので、少なくとも年に一度は超音波検査を受けるようにしましょう。

卵巣腫瘍検査

卵巣腫瘍

卵巣にできる腫瘍には、多くの種類があり、悪性のものも良性のものもあります。年代を問わず発症するのが特徴で、悪性のもの、つまりがんは増加してきています。膣の中に細い管を入れて行う超音波検査で早期発見することができますので、年に一度は検査を受けておくのがお勧めです。

卵巣にはいろいろ多種類の腫瘍ができます。多くは良性ですが、なかには悪性の腫瘍、卵巣癌もあります。卵巣は病気があっても症状が出にくいので早期発見のため定期的に超音波検査を受けましょう。

子宮筋腫

子宮筋腫は成人女性の3~4人に1人はあると言われている良性腫瘍です。大きくなると月経痛がひどくなったり、経血が増えたりして日常生活に支障をきたすようになります。手術以外に薬や注射で月経を止めて筋腫を小さくしたり漢方薬で症状を緩和したりできますので御相談ください。

子宮内膜症

子宮内膜症は近年増加している疾患で月経痛がひどい、性交時に痛みがある、月経中に排便をすると痛いなどの症状があり、ひどくなれば不妊の原因にもなります。手術以外に薬や注射で月経を止めて病巣を小さくしたり漢方薬で症状を緩和したりできますので御相談ください。

東洋医学の力で、
病気の予防や症状緩和を。

西洋医学のお薬ばかりに頼りたくない。身体そのものを良い状態にしたい。そんな方にお勧めなのが漢方です。かなり多くの症状に対応できますので、まずはお気軽にご相談ください。

漢方薬の特徴

  • 身体の「気(き)、血(けつ)、水(すい)」のバランスを整えて、健康な状態へと導きます。
  • 特定の症状を抑えるのではなく身体そのものを良い状態にします。
  • 女性の身体と相性が良いという特徴があります。
  • 幅広いお悩みに対応できます。
  • 肩こり解消や美肌といった副次的な効果が狙えます。
  • 西洋医学だけではカバーできない効果が得られます。
  • 西洋医学のお薬に比べて副作用が少ないため安心です。

症状別「患者さまの声」

検査方法

  • 症状:社会人になってから生理痛がひどくなり、痛み止めを飲んでも効かなくて仕事に集中できなくなった。
  • 処方:当帰建中湯、芍薬甘草湯(月経時のみ)
  • 経過:2ヵ月で痛みは30%ぐらいに軽減。痛み止めが必要なくなった。
    (25歳、W.Kさん)

生理不順

  • 症状:数年前から生理不順になり、最近は生理が20日ごとに来る。基礎体温をみると、排卵が早く起こりすぎている傾向あり。
  • 処方:芍薬甘草湯
  • 経過:生理が規則正しく26~27日周期で来るようになった。
    (26歳、K.Oさん)

月経前症候群(PMS)

  • 症状:生理の1週間前からイライラし、むくみがひどい。便秘がちで、生理痛もある。
  • 処方:桃核承気湯、五苓散
  • 経過:イライラ、むくみなどのPMS症状が軽快。便秘、生理痛も改善した。
    (31歳、T.Sさん)

不妊症

  • 症状:結婚後5年間一度も妊娠しておらず、子宮卵管造影で異常は認められない。生理痛、便秘もある。
  • 処方:桂枝茯苓丸、大柴胡湯
  • 経過:3ヵ月後にめでたく妊娠した。
    (36歳、I.Sさん)

子宮筋腫

  • 症状:直径8cmの子宮筋腫があり、4年前から生理痛と出血量の多さに悩まされている。
  • 処方:桃核承気湯
  • 経過:生理痛、出血量がマシになり、とても楽になった。ホットフラッシュなどの更年期症状も軽減した。
    (50歳、A.Yさん)

子宮内膜症

  • 症状:卵巣に直径4cmの子宮内膜症による嚢腫があり、生理痛がひどい。
  • 処方:当帰芍薬散、芍薬甘草湯(生理中のみ)
  • 経過:卵巣嚢腫の大きさに変化はないものの、2ヵ月で生理痛が軽快し、痛み止めがいらなくなった。
    (28歳、K.Rさん)

更年期障害

  • 症状:約1年前から生理不順になり、のぼせて夜間に目が覚めて困る。
  • 処方:桂枝茯苓丸
  • 経過:1ヵ月後にのぼせが軽減。2ヵ月後には更年期指数(SMI)が59から45になった。
    (44歳、K.Aさん)

神経症

  • 症状:2年前、福島で第2子を出産後、原発事故の影響で夫の実家に避難。イライラ、気分の落ち込み、すぐに涙が出る、不眠、頭痛などの症状が現れるようになった。
  • 処方:柴胡桂枝乾姜湯加紅参
  • 経過:2週間後とても元気になり、「漢方薬がこんなに効くなんて」とびっくりするぐらい症状が改善した。
    (38歳、T.Hさん)

冷え性

  • 症状:背中がぞくぞくと寒い。内科を受診したが「異常なし」と言われた。
  • 処方:麻黄附子細辛湯→真武湯
  • 経過:麻黄附子細辛湯を服用してすぐに背中の冷えがとれた。その後、足が冷たく、よく下痢をするので真武湯に変えたところ、それらの症状も良くなった。
    (56歳、T.Kさん)

肥満

  • 症状:50代になってから体重が増え、158cm、63kgになった。おなかの脂肪が気になる。
  • 処方:防風通聖散
  • 経過:3ヵ月で5kg痩せた。その後、体重に変化はないものの、漢方薬を飲んでいると体調が良いので続けている。
    (53歳、T.Mさん)

老年期の衰え

  • 症状:尿が近く、夜中に数回トイレに起きる。外陰部にしみるような痛みがある。
  • 処方:八味地黄丸
  • 経過:夜間のトイレ回数が1回に減少。外陰部の痛みも軽減した。
    (72歳、T.Oさん)

排泄障害

  • 症状:夜3~4回トイレに行くなど、排尿回数が増えて困っている。泌尿器科で薬をもらったが改善しない。
  • 処方:清心蓮子飲(膀胱粘膜の萎縮を改善するホルモン剤と併用)
  • 経過:夜のトイレ回数が1回になり、とても楽になった。
    (72歳、H.Mさん)

不定愁訴

  • 処方:大柴胡湯、桂枝茯苓丸
  • 経過:2週間で効果を実感。それからずっと服用を続けているが、飲んでいると体調が良い。
    (46歳、Y.Kさん)
  • 症状:49歳で閉経しホルモン剤を服用しているが、最近、頭が重く、頭痛がする。耳鳴りとめまいも気になる。
  • 処方:当帰芍薬散、半夏白朮天麻湯
  • 経過:1日で頭痛とめまいがなくなり、ご本人いわく「孫悟空の輪がはずれたように楽になった」とのこと。
    (51歳、J.Nさん)

生理は性のお悩み、
女性の医師が、ご相談に乗ります。

思春期には様々な悩みが出てきますが、なかなか家族には相談できないということも多いでしょう。そんなお子さまがいらっしゃる方は、ぜひ当クリニックへいらしてください。

思春期のご相談もお気軽にどうぞ

思春期のご相談もお気軽にどうぞ

思春期は、身体が子供から大人へと変化するに従い、心の悩みも増えていくものです。特に生理不順、生理痛、生理日の変更、ピルといった女性のことは相談しにくいというお子さまもたくさんいらっしゃるかと思います。また、性病や冷え性といったことも含めて何でもご相談いただけますので、まずはお気軽にご来院ください。

基礎体温表

女性のお悩みを解消する際は、基礎体温が一つの参考になります。当クリニックが用意した基礎体温表がありますので、必要に応じてご利用ください。

思春期の悩み

思春期の悩み

8~9歳から17~18歳頃までを思春期と呼びます。この時期は身体も心も子供から大人に変化する大切な時です。変化に伴って様々な不調の起こりやすい時期でもあります。

8~9歳から17~18歳頃までを思春期と呼びます。この時期は身体も心も子供から大人に変化する大切な時です。変化に伴って様々な不調の起こりやすい時期でもあります。
月経不順
月経不順は10代では約40%の方にみられますので心配はありません。しかし出血が止まらなかったり、3か月以上月経のない場合は御相談下さい
無月経
初潮の平均年齢は12歳です。15歳になっても月経が一度もない方はホルモンの検査などが必要ですから御来院下さい また月経が来ていたのに月経が来なくなった場合も御来院下さい。神経性食欲不振症や甲状腺疾患などの病気か原因のこともあります。1年以上無月経のままにしておくと治りにくくなります
月経痛、月経前症候群
月経痛や月経前の気分の変化や頭痛などに悩まされている人はとても多いのです。ピルや漢方薬で楽になります。
避妊
妊娠を望んでいない時は安全な避妊は欠かせません。低用量ピルで安全確実に避妊できます。避妊をしないでセックスをした場合は72時間以内にアフターピルを服用しましょう
性感染症
セックスをした数日後からおりものが増えたり痒みがあったり、下腹痛があれば性感染症の可能性があります。簡単な検査で分かります。性感染症は無症状のことも多いので感染の可能性があると思われる方は検査を受けましょう。
LGBT特に性同一性障害について
心と身体の性が一致しない性同一性障害(GID)の方は一般に思われているよりもずっと多いのです。分からないことがあれば御相談下さい。精神科の専門医に診断して頂き10代のFTM,MTFいずれの方も当院でホルモン治療を受けておられます。

性同一性障害

あなたらしさを大切に。
ホルモン治療なら、当クリニックへ。

性同一性障害の方の中には、ホルモン治療をご希望される方もいらっしゃいます。当クリニックではFTM・MTFどちらの方にも対応していますので、まずはご相談ください。

性同一性障害とは

性同一性障害(GID)は、心の性と身体の性が一致していない状態で、ご本人はそのギャップに悩んでいるかと思います。原因ははっきりと解明されたわけではありませんが、大事なのは性同一性障害の方も自分を大切にし、自分に自信を持って生活できる状態を実現することです。当クリニックでは、そのためのお手伝いをさせていただいております。

ホルモン注射

当クリニックでは、精神科の専門医に性同一性障害である診断を受けた方に、ホルモン治療を実施しています。FTMとMTF、どちらにも対応していますので、お気軽にご利用いただければと思います。なお、まだ診断が確定していない方には、専門医をご紹介させていただくことも可能です。

恥ずかしいことじゃない。
まずは、診察を受けるところから。

頻尿、夜中のトイレ、尿漏れなど、排尿に関するお悩みをお持ちの方は、「恥ずかしい」「年齢だから仕方がない」と諦めずに、まずはご相談にいらしてください。

排尿障害でお悩みの方へ

排尿障害でお悩みの方へ

排尿に関する症状は、年齢を重ねるに従って増えていくものです。特に多いのが、尿の回数が増えること、夜中に何度もトイレに行くこと、そして尿が漏れることです。これらを排尿障害と呼んでいますが、お薬などで改善することは可能です。一人で悩まずに、まずは当クリニックへご相談ください。

主な排尿障害

尿失禁

力を入れた時や咳・くしゃみをした時に尿が漏れてしまうのが、尿失禁です。切迫尿失禁と腹圧性尿失禁に分けることがあり、それぞれ治療内容が異なります。

頻尿

頻尿の基準は、日中は8回以上、夜中には2回以上トイレに行くことです。自分の意志とは関係なく膀胱が収縮して頻尿や尿漏れを引き起こす過活動膀胱の患者さまが近年増加しています。

膀胱炎

性器から細菌感染することで膀胱に炎症が起き、排尿時に痛みが出たり、膀胱に炎症が起きたりします。女性は男性よりも膀胱炎になりやすい傾向にあります。

排尿日誌

尿失禁や頻尿でお悩みの方は、排尿日誌をつけられることをお勧めします。1〜2日分メモしたものを診察時にお持ちいただければ、より適切な診断に繋がります。

「赤ちゃんを授かりたい」
その切なる思いを応援します。

結婚して子供を授かり、出産することは、人生の一大イベントであり、夫婦の大きな喜びです。ところが、現在日本では約10%の夫婦が不妊の状態にあると言われています。
不妊とは、定期的な性交をくり返し、とくに避妊をしていないのに2年以上妊娠しない状態のこと。とはいえ、最近は結婚年齢が遅くなっているので、結婚後1年経っても妊娠しなければ検査したほうが良いとされています。
原因はさまざまなので、男女ともに検査を受けて、原因を探りながら治療を行っていきます。

不妊症のおもな検査

・基礎体温

排卵の有無を確認するために、1〜2ヵ月記録します。

基礎体温は、病院を受診する前からつけておかれると、時間短縮にもなりスムーズです。基礎体温表を用意したので、ご活用ください。

ホルモン検査

妊娠に関する各種ホルモンを測定して、排卵の有無や排卵障害の原因などを調べます。

子宮卵管造影検査

X線撮影によって子宮の形や大きさ、卵管の通りを確認します。

フーナーテスト

排卵期の性交4〜5時間後に、子宮頸管内の精子の数や運動率などを検査します。

不妊症の治療

タイミング法

排卵日を正確に診断し、性交のタイミングを指導します。

排卵誘発

排卵障害がある場合は、排卵誘発剤による治療を行います。

人工授精

排卵日を正確に診断し、性交のタイミングを指導します。

漢方治療

漢方薬が不妊に効果があることは、昔から知られていました。一人ひとりに合った漢方薬を服用すると、血流がよくなって冷え性が治り、ホルモンバランスが整って、妊娠率が上がります。

なお、体外授精や人工授精をされる方も、漢方薬が体調を整えて妊娠率を上げることに役立ちます。